泳いで被災地支援
4月10日の慈善大会参加を呼び掛け/
相模原市水泳協会
(「神奈川新聞」2011年3月30日から転載)
東日本大震災の被災者支援へ、年齢やスポーツの壁を越えて泳ごう_。相模原市水泳協会は4月10日、同市立総合水泳場(さがみはらグリーンプール)で「チャリティースイム・イン・さがみはら」を開く。
地震の被害や計画停電のため、県内のプールでも休業か時間を短縮しての営業を余儀なくされているところが多く、泳ぐ場所がなくなっている。大会の中止も相次ぎ、同プールでも予定された大会が中止された。
しかし、今月29日に時間を短縮して営業が再開されたこともあり、4月10日に従来の大会に代わって、復興へのパワーを伝えるチャリティー大会を開くことになった。
実行委員の添畑大海さん(同協会強化委員長)は「震災から1カ月の節目に、まず自分たちが立ち直り、その力を被災地へ伝えたい。水泳は年齢を問わず誰でもできるスポーツ。野球やサッカーの選手も、競技の垣根を越えて参加してほしい」と呼び掛けている。
競泳のアトランタ五輪代表の近内圭太郎さんも来場する予定。当日は25メートルプール2面を使用し、14種目を実施。参加費は1種目700円(1人3種目まで)。
東日本大震災:「泳ぎたい」大作戦、県内の水泳関係者が気仙沼の選手らを相模原市に/神奈川
(「神奈川新聞」2011年4月9日から転載)
「泳ぎたい」_。東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県気仙沼市内のジュニアスイマーたちの切実な願いに、県内の水泳関係者たちが手を差し伸べた。8
日、日帰りで気仙沼に出向き小学6年から高校3年までの10人を相模原市に招いた。11日まで練習や大会に出場してもらうという計らいだ。
日帰りの「大作戦」は相模原市水泳協会(籾山昭二会長)が中心になって実行された。津波で被害を受け、プールが使用できなくなった「スイミングアカデ
ミー気仙沼」の関係者が発した「SOS」を受け止めた。リーダー役は同協会の添畑大海さん(34)で、地域を超えた大勢の水泳仲間が支えた。
市民から集めた衣類などの救援物資に加え、日本オリンピック委員会などから託された代表選手ウエアなど段ボール箱80個以上の物資を積んだ大型バスは8
日午前4時に相模原を出発。7日の余震で高速道路が一部使えない中、12時間かけて気仙沼に到着した。滞在わずか30分でUターンした。
バスには同アカデミー所属の市立気仙沼高校3年の藤田真平君(17)ら10人が乗り込んだ。藤田君は東北高校新人水泳大会の平泳ぎで2冠に輝くなど将来
有望な選手。被災後、一度も泳いでいないという藤田君は「2カ月泳げないと覚悟していた。人のつながりのありがたさを感じる」としみじみと話した。最年少
で市立松岩小学校6年の小野寺廉君(11)も「ずっと泳ぎたかった」と得意のクロールを披露するのを楽しみにしている。一行は10日に相模原市立総合水泳
場で開催される「チャリティースイム・イン・さがみはら」に参加。11日に気仙沼市に戻る予定。
全国大会出場を目指す夢を支えたいと関係者。「この動きが水泳に限らず各地で広がる契機になれば」と期待していた。
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東日本大震災:被災者らバスケや水泳でトップ選手と交流、笑顔も/神奈川
(「神奈川新聞」2011年4月10日から転載)写真も同様。
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(写真上の説明)相模原市水泳協会の添畑さん(左)を出迎え、握手する「スイミングアカデミー気仙沼」の加藤将洋コーチ(右)。後方はジュニアスイマーたち=8日午後4時すぎ、JR気仙沼駅前
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「楽しく泳げました」_。相模原市立総合水泳場では、津波でプールが使えなくなった気仙沼のジュニアスイマー10人を招待した競泳大会「チャリティース
イム・イン・さがみはら」(同市水泳協会主催)が開かれた。神奈川出身の五輪メダリストらと、久しぶりのプールを楽しんだ。
5歳から76歳までの計1148人が出場。パラリンピック4大会に連続出場した金メダリスト成田真由美さんや北京五輪・銅メダリストの中村礼子さん、アテネ五輪代表天野美沙さん、アトランタ五輪代表の近内圭太郎さんも参加した。
震災発生以降、泳ぐ機会のなかった気仙沼の選手たちは各3種目に参加し、50メートル背泳ぎ決勝で中村さんと競った市立気仙沼高3年の女子選手(17)
は「いい刺激になった」と笑顔。市立条南中1年の女子選手(12)は「練習の大切さが身に染みた。(11日に)帰るのはさみしい」と話していた。
3月30日の産経新聞より
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