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2012年4月,5月

水泳界からの東日本大震災の復興支援・2つの話題


4/15(日)第2回チャリティースイム・イン・相模原

4/21,22(土日)プールで元気に“遊志”が第1回目を仙台と一関で

 

950人にトップスイマー7人も加わって、気仙沼の選手達と
・・「第2回チャリティースイム・イン・さがみはら」(於:相模原グリーンプール)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2012年4月15日(日)

昨年の4月、水泳界でいち早くスイマーはスイマーを支援しようと気仙沼の選手達を10人招いて行われた第1回のイベントを行った相模原市水泳協会が、今年もともすれば風化しがちな復興支援にカツもいれようと「継続」をテーマに行われた。
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昨年の第1回の様子を見る
開催の告知が2週間前だったにも関わらず、泳ぐことが東北に元気を届けれるんだと昨年よりも多い950人(のべ2,256種目に出場)が集結、そして今年のロンドン五輪が決定したばかりの選手一人も含む元日本代表の7選手も駆けつけて協力。
開会式の中で気仙沼からの中・高選手一人ひとりが自分たちの現状の報告と支援に対する感謝の言葉が述べられ、
会場の電光掲示版には大きく「継続」の文字が掲示され、いやがうえにも意識される。

そして競技が始まるとプログラムには、なんと全ての競技が男女も年齢も一緒の組、エントリータイム順に組まれ、6才から最高77才までの男女が、健常者も障害をもってる人も一緒で日頃とは違った新鮮な雰囲気で行われた。
特に50m自由形は68組まであり、小学生・中学生達に混じって70才代のおじいちゃん、おばあちゃんも混じって力泳「女性には負けられない!」「孫のような子供達と一緒に泳ぐのは元気が出るなあ!」と大好評。前記の元日本代表も混じって力泳が続いた。

昼休み時間、プール中央では新旧の日本代表一人ずつからも復興支援に対する熱いメッセージがあった。そして、その後には東海大水泳部員総出でトップスイマーからのスイミンググッズのチャリティー・オークションも行われた。また、入口ではサイン会、握手会でいつまでも烈が続いた。

最終種目の後でサプライズで更に盛り上ったのは、中央大の石橋選手を含む中央大の4人が200mリレーで日本記録を破れるかもしれないと、未公認ながらも4人がそれに挑戦を決意、その挑戦に対して観覧席からほぼ全員がプールサイドに集まり応援。普通の大会とは又々違った雰囲気になった。
それに応えるかのように、中央大学チームは未公認ながら1-27-70の日本新を樹立!大いにプールサイドは盛り上りました。
大会はそのまま閉会式に入り、いつまでもチャリティーをしなくても済むようになってほしいとの願いを胸に参加者全員で10mの飛込台から記念撮影してお開きとなりました。素晴らしいチャリティーイベントでした。

この日、賛同して参加されたトップスイマーは次の通り
アトランタから北京まで連続出場、合計15個の金メダルの成田真由美選手
1996年アトランタオリンピック代表 近内選手、
2000年シドニーオリンピック代表 萩原選手
2004年アテネオリンピック代表   天野選手
2008年北京オリンピック代表    金藤選手
2012年ロンドンオリンピック代表 石橋選手
と5大会続いてのオリンピック日本代表選手が集まり、
更に、世界水泳ローマ大会代表、田村菜々香選手
日豪対抗戦代表藤本紗綾選手
でした。


気仙沼の選手と萩原選手
昼休みには気仙沼の選手一人ひとりが
現状とお礼のメッセージがありました。

最後には全員が集合

東海大・水泳部加藤監督:提供


招待選手です。
昼休みには7人からのメッセージがあり
また水泳グッズを東海大水泳部員による
会場の壁には1年経っても遅々として進まない現状を知ってもらおうと写真が掲示されてました。

中央大学チームが200mリレーの未公認日本記録突破にチャレンジ。これにはプールサイドにほぼ全員が降りてきて大声援。結果は……。

中央大、東海大、神奈川大の3大学が集合して東北高校出身の斎藤選手の指揮で“ワンパ!”
「東北の復興を祈って!!オ〜〜〜〜っ」
閉会式です。

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元トップスイマーが志願しての復興支援
“チーム遊志”が初のスイム・イベント(仙台と一関で)
4月21日(土),22日(日)

元平泳ぎ日本記録保持者の不破央さんの呼びかけで、当時のトップスイマーを中心に、様々な分野で活躍しているメンバーが、復興支援に我々が出来ることを細くても長く続けて行こうと、プールでのイベントを無償で企画、提供し元気を届けるという「プールで元気に“チーム遊志”」を立ち上げ、この4月その第1回の活動を行った。

初日の4月21日(土)は仙台市の国見スイミングスクール。
会場には子ども達70名 おとな30名、そしてプールサイドにはおよそ50名。
チームメンバーによるプログラムの、まず最初は、世界唯一の移動型パフォーマンス集団“水の導化師”「トゥリトネス」・を主宰している不破さんの水中パフォーマンス。
映画やテレビで知っていても殆どの人が生で見るのは初めて。
プールで、水泳でこんなにまで見る人を引きつけ、笑わせることが出来るんだ!とプールには大きな笑いが響き渡り、今まで想像もできなかったほど笑った笑った、笑わせてくれたようです。
そして、続いて行われた「世界記録のスピードを体験」の、水を蹴立てて走るほどの早さに2度びっくり。
その後は、チームの5人のスイマーと子供達とのプール遊びで歓声が場内に響きわたりキラキラした瞳と笑顔が目立った。続いて大人のスイムクリニック4種目。トップスイマーが4種目に別れて担当し、滅多にないトップスイマーからの直伝に写真のように奥様スイマー達は熱心に受講し満面の笑み。最後は全員の子供達とチームメンバーがハイタッチでお別れして会場には興奮の余韻を残して5人は車相乗りで翌日の会場、地岩手県一関へと向った。

チーム遊志のリーダー不破さんは「汗かいて、大声出して、たくさんのキラキラした瞳と出逢いました。大人、子ども、保護者、コーチスタッフ合わせて全部で150名程?の皆さんと時間を共有しました。」と彼らも元気、勇気を届けられた喜びを語った。

2日目の22日(日)は岩手県一関にある元ペアーレ一関を引き継いだ「トップウエルネス一関」だった。
この模様については、一の関のスタッフのブログに様子が写真入りで丁寧に紹介されているので、そちらをご覧下さい。

不破さんの水中パフォーマンス身に来てね!
http://ichinoseki.blogcoara.jp/blog/2012/04/o-d07c.html

「プールで元気に!」(1)不破さんのパフォーマンス編
http://ichinoseki.blogcoara.jp/blog/2012/04/post-9e3f.html

「プールで元気に!」(2)チーム游志の水泳教室編
http://ichinoseki.blogcoara.jp/blog/2012/04/post-5335.html

「プールで元気に!」Bありがとう編
http://ichinoseki.blogcoara.jp/blog/2012/04/post-d6ef.html

「プールで元気に“チーム遊志”」は、FaceBook 上で結成され、不破さんと同期のトップスイマーを中心にして結成され、只今メンバー47人。新しい復航支援の形として注目されている。
この第1回を参考に今後の方向を討議し、今後も細くも長く続けていく方針。


4月21日(土)・・仙台市国見スイミングスクール(写真提供はチーム遊志より)

世界記録のスピードを体験
不破さんは平泳ぎを担当

フィナーレは子供たちとハイタッチで

4月22日(日)・・トップウエルネス一関(写真提供はチーム遊志より)

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